秋帯

 

先日、青山八木さんから電話が入り
近々「和楽」が秋に特集するきもの用になにか「帯」をということでした。
締め切りは7月5日。
ちょうど一本の染めが終わったところだったので急遽秋帯の染めを。
それが昨日染め上がり今日から製織です。
緯糸を入れるとガラッと感じが変わります。
急いで、しっかり織らなければ、、、。

一日一染 ようやく完成

 

ようやく仕上がりました。
先日色落ちしたところをもう一度染め重ねる。
ついでにその他の所ももう一度見直し、染め重ねる。
本来の仕事の合間に時間をみつけては染め重ねの作業を続けた。
実際には絹糸を使った「帯」の経糸の染めとこの木綿の帆布では
使う染料も全く違うので「帯」の染めのついでにと云う訳にはいかない。
しかし思い描いていたものに最終仕上がったので満足。
これはしっかり染め重ねたものなので実際バッグとして使ってもらえれば
嬉しい。この頑丈な一澤信三郎帆布のバッグがいい感じに
使いこなされてきた時にこの染めの色も味わい深くなっていればと願う。
東日本大震災復興支援の役に少しでもたてればと思う。

経糸巻きの新兵器

 

一本目の経絣の帯の染めが終わり一旦は千巻きに巻き取る。
経糸を巻き取るときにいつも起こる現象として経糸の幅の
真ん中部分が両端の経糸よりも張りが緩くなることが多い。
織りを始めて何年来もそのことに苦労させられいろいろ工夫をしてきた。
その一つに経糸の幅に合うお盆なり鍋の蓋なりを使って
そのテンションの緩くなった部分を押し付けてやることで
全体の経糸の張り具合を調整してきた。
しかし、その場合一人で巻き取ることは出来ず誰かに手伝ってもらう必要がある。
昨年秋、学校で西陣で使う経絣の経糸巻き器を利用して学生の経糸を巻く
手伝いをしたときに気づいたものがこの緩やかなカーブを持った一枚の板である。
この板を設置してやることで張りの緩んだ真ん中部分の経糸のテンションを
強くすることができ全体に均一な張り具合で巻き取ることができるようになる。
しかも誰かの手を借りずに一人でゆっくり時間をかけて納得がいくまでできる。
また一つ自分の分身を見つけた気分だ。
しかしこうやって考えてみると京都西陣(もちろんほかの地域の伝統産業も同じだが)
という長い伝統と歴史を持った地場産業の創意と工夫は少しづつの積み重ねで
よりいいものをつくる技術や道具が伝えられ、受け継がれて来たのだなあと
つくづく思い知らされる。僕なんかが一代でいろいろ考えてやってみる工夫なんかは
偉そうに威張ったりせずに静かに当たり前のように既にそこにある。
なかなか奥が深いと思い知らされます。

一日一染 色が、、

 

今日午後、仕事の合間に昨日までに染めたそしてもう完成と思っていた
バッグ2つの染めを定着させソーピングする。
しかしあのきれいに染まっていた筈の青がはげ落ちてしまった。
ソーピング前はこんなにきれいだったのに!!
黒の方も部分的には定着せず。
理解不能な現象に???
染め重ねた色が残りその下の色が消えている。
原因の一つと思われるのはワックス。
さすが一澤信三郎帆布、しっかり布にワックスをぬり込んであった。
染める前に熱湯で炊き込んできれいに落としたつもりだったのだけれど
まだ残っていたのかも知れない。
この半端じゃない強度を持つ一澤帆布の布はそんなに簡単には染まってくれない。
理不尽だと思う気持ちが出て来たけれど、まてまてこの程度で何を言っとるんや!!
震災に遭われた人たちのことを考えればこんなレベルのところで愚図ってどうする。
明日からもう一度染め重ねの作業に入ります。
毎日の積み重ねの作業が少しづつ少しづつ前に進んで行くと信じて!!

一日一染 完成かな?

 

今日の時点ではこれでいいかなという所まで進みました。
明日に染めを定着させその後にソーピングしてその出来上がり次第では完成です。
表面が上の写真。そしてその裏面が下のしゃしん。
一点はチャリティー用もう一点は自分用と思って染めたけれど
どちらをだそうかなと迷います。いっそ両方とも出した方がいいのかな?
しかしオークションで値がつかなかったらどうしよう。
これの裏が下の写真。
そしてもう一つが
その裏が
これです。
久しぶりに木綿に染色してその染め付きの悪さを再認識させられました。
染め重ねて染め重ねてようやくここまでになりました。
しかし本来の自分の仕事をそっちのけで楽しませてもらいました。

一日一染 その後

 先日来染め続けている帆布のバッグ。

今日の時点での報告です。
今日は調子によく進んだ為写真よりも大分進みました。
そして裏面にも彩色しました。
明日の報告をお楽しみに。
そして帯の染め。
今回はこれまでの青と金茶とシルバー。
明日からはもう一本の染めに入ります。
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一日一染 中間報告

 先日お知らせしたように

第3回東日本大震災復興支援
チャリティーアートカバンオークション
の為の信三郎帆布の鞄に染め重ねる作業をしています。
まだまだ自分が思っている深みの色にはなっていません。
少しづつですが時間を費やして染め重ねようと思います。
欲張って2つの鞄に染めています。
1個は自分用にと思っていますがうまくいけば両方をチャリティーに、、。
また、報告します。

新たに帯2本

 先日来から取り組んでいた帯2本がしあがりました。

やはり爽やかな青を基調にして淡いグレーの中に
ピンクの縞や緑の縞を入れた綺麗な色に挑戦です。
もう少しこの手の感じでやってみたいと思っています。
今日の午後に発送。明日には東京。

電動管巻き器が完成

 先日、作業途中でストップしていた電動管巻き器を

きょうの午後に仕上げた。というか仕上げてもらった。
元々使っていた電動管巻き器を両サイドから押さえるようにしよう
と思いつき、やっつけ仕事でそこらにあった木を使って土台にする。
そこから実際どうしたら出来るのかを考え考えしてDIYなどで
必要と思える部品などを買い集める。
原理的にはそんなに難しいものではないと高をくくっていたのだが
いざ作業してみるとそれなりに精密さが必要と判り自分ができるところまでで中断。
今日はその最終作業をUNOU furniture workshop の宇納さんにお願いし
仕上げてもらう。丁寧に丁寧に円錐形の部品のセンターを出し、穴を開ける。
いくつもの部品のセンターを出しては穴をあけベアリングを埋め込んだり
留め金を打ち込んだり。とにかく丁寧に繊細に作業をしてもらう。
僕はただ横で眺めているだけ。そして小一時間程で思っていたように
出来上がり、うまく働いてくれるようになった。有り難い。
やはり餅は餅屋、帰りしなに宇納さんがぽろりと一言。
「もう少し最初にちゃんと設計しなくっちゃ」と云われました。
確かにこれが織り物であれば僕も同じことを云っただろうと思う。反省。
しかしその道の専門家は尊敬に値する、、。

織り2種 同時進行

 今日現在 帯とラグの経糸が2台の機にかかっている。

一つは織り幅ギリギリの135cmで織るラグ。
縮絨すると115cm位になってしまうのだが。
両手をいっぱいにひろげてスキーシャトルを投げるのは
身長183cmの僕でもギリギリ限界の織り幅である。
H邸の注文のもので相棒がデザインしたものであるが私が織りを引き受ける。
ドビー機で8枚の綜絖を使用。
シンプルな二重の綾織りであるが単純だからこそ打ち込みの均一に気を使う。
その代わり帯の方を相棒に織ってもらう。
爽やかな青のとグレイの中に緑とピンクの縞を入れてみる。
さてどう仕上がるか?!