山里に住むことでたえず自然の変化を感じることができる。
むせるような新緑のみどりから秋の紅葉、落葉したあとの色のない冬の世界。
退屈することのない景色が私のまわりに広がっている。時に時間を忘れてボーッとその中に浸ってしまう自分がいる。まさに至福の時間である。
このように自然と対峙するように私の作品の中に、見る度に何かを見つけ、新しい発見があるようなものを織り続けたい。
そして、できるならばその中でボーッとして時間を忘れてもらいたい。