謹賀新年

明けましておめでとうございます。

今年は新年をゆっくりと過ごしました。

そして明日から仕事を始めます。

新たにアシスタントも加わってくれることになりました。

しっかりいいものをつくって行きたいと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

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この夏の仕事のこと、、。

あの暑い暑いと云っていた夏もいつのまにやらどこかへ行ったような今日この頃です。
田んぼの稲は頭を垂れてもうそろそろの稲刈りを待っています。
その上を赤とんぼがスイスイと飛んでいます。やはりもう秋が来ているようです。
30年ほどお付き合い、お世話になっている京都のT屋旅館に関わった仕事をこの夏二つすることになりました。
この旅館のご主人のTさんにはお会いするたびに美術工芸全般、特に建築のこと、庭、
焼物や食べ物などなどいろんな分野の美のことに関していろいろ教えていただくことがたくさんあり
お会いしに行くのがとても楽しみなお方です。
そのTさんはこと敷物に関しては鍋島緞通ほど日本の建物に似合うものはないとおっしゃっておられます。
そして旅館のそこここに敷いておられます。もちろん玄関にも。
お世話になり始めて間もないある日、T屋の玄関に鍋島に代わる「夏の敷物」をつくってくれとの課題をいただきました。
それまでに僕自身も敷物をつくってきていましたがそれはイギリス時代に開発したウール100% のもので
日本の建築のなかにはなかなか入りづらいものがあります。
旅館の玄関と云えばやはり一つの顔になるところなので変なものはつくれません。
まして鍋島緞通に置き換えれるものをと、、。
それからは毎日毎日考え、試行錯誤してはみたもののなかなかいいアイデアはでてきませんでした。
苦し紛れに佐賀県まで夜行列車に乗って鍋島緞通を見に博物館にも行き、
実際織られている工房へもお邪魔して見せていただきました。
勉強にはなりましたがそんなに簡単に問題が解決するようなものではありませんでした。

2年ほどの間に時々思い出してはどうしようと考えるのですがなかなか芳しいものがでてきませんでした。
そんなある日、何も一枚でつくらなくても二枚重ねもあり得るかもという案が思い浮かびました。
そのときたまたま興味を惹かれていた羅織り、紗織り的なものを別の布の上に被せるのはどうか?
透け感のある紗を布に被せることによって色を遊ぶことができる上に「夏の敷物」という課題にもいけるかもと喜び、
さっそくその案を提出しました。
答えは長い時間がかかったけれど面白いものが出来そうということでお許しがでました。
それからの実労働はからだを動かすだけなのでとっても楽な筈と思っていましたがやはりいくつかの障害がありました。
紗織りをするにあたっての勉強をし、その材料をどうするか。やはり敷物なので強度も要求されるし、
それでいて涼しげに見える透けた紗にするには、、、などなど。
いつも行く糸屋さんに相談しているうちに教えていただいた「琴糸」を見た時には狂喜乱舞しました。
琴の弦に使われる糸でしっかり撚りがかかった絹糸です。強度がありながらさらりとした手触りはまさに紗織りの敷物にぴったりでした。
出来上がったものにTさんもとても気に入って下さり、僕もようやくお役に立てて喜びました。
とても楽しかった仕事でしたが辛くもありTさんにもうに二度とこのような仕事はしたくありません
と云ってしまった程です。
しかしこの度もう一度あれに近い夏用の敷物をとおっしゃっていただき二代目の夏の敷物をつくらせていただきました。
今回のものは紗織りではなくざっくりした絹糸を使って組織織りの透け感のある布を織りました。
これにはパートナーの堀ノ内麻世のアイデアや試作づくりの協力のがあって初めてできた仕事でした。
出来上がりにTさんも僕も満足いくものになりました。

こうして考えてみると苦労して出来上がったものにはやはりそれなりの達成感と同時にいろんな副産物を残してくれます。仕事をしていくなかで時々こういう印象に残るものに出会えることに感謝します。

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もう一つの夏の仕事は、T屋旅館がやっておられるてんぷら屋をこの度旅館の近くに移転されるために新たに建てられたた建物の一室に100 X 200 cm のサイズのタピストリーを納めてきました。これは何年か前につくったものでしたがイメージとしてはぴったりと合うと勝手に判断してTさんにも見てもらい掛けてきました。9月の中頃にオープンするとのことなのでとても楽しみです。

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久しぶりの投稿です

永らく忙しさにかまけてブログへの書き込みをサボってしまいました。
先月中旬あたりから突然いろんな方から連絡を頂いています。
その大きな要因はNHKテレビでの私を取り上げてくれた「猫のしっぽカエルの手」の再放送があったようです。
まったく知らずに過ごしていたので知り合いから連絡をもらいびっくりでした。
つくづくテレビの影響の大きさを再確認いたしました。
みなさん、ありがとうございます。
そんなこんなで以前募集をかけた勉強したい人、アシスタントを探していますにも
数人の方から連絡をいただきました。未だ決まっていませんが近い内に決めたいと思っています。
さて仕事の方は相変わらず「帯」を主体にして進んでいます。
季節にあったもの、季節を先取りするものなどいろいろ考えるのですが
やはりその時々に自分が思うデザインあるいはやりたいものになっていってしまいます。
写真を数点、最近の織り上がったものと今取りかかっている経糸の染めです。
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織り機いただきました

以前ブログで機を探していますと書き込んでいました。
そして縁あって機を一台頂くことになりました。
もともとは東京手織り機のSuper Mini 800 を探していましたが
今回は同じ東京手織り機のものですがKSP52 という小ぶりの機をいただきました。
分解されて届いた機をもう一度組み立ててみるとどう見ても身長183センチの僕には
使えない(なんとか座れるけれど動けない)!!!
どうしたものかと少し考えてみると下駄をはかせてやるといいかもということで
なんとか僕でも使えるように変えれるかもとさっそく材料を調達して作業をしました。
しかしこの機、国内をあっちこっち旅しスウェーデンでも主といっしょに暮らしとても愛されてきたものでした。
それを粗末にノコギリや釘を使って改造したくないと思いました。
できればいつでも元に戻れるようにしたいと考えました。
そうして改造し出来上がった機は満足のいく形になりました。僕でも充分使えるものになりました。
自分がしたい織りに充分働いてくれるものになりました。
お譲りいただいたFさんにはほんとうに感謝です。
丁寧に梱包されて届いたこの機、どれくらい愛されてきたかが梱包を解くたびに感じられました。
ありがとうございます。しっかり木枠まで作っていただいたご主人にも感謝です。
まだお会いしたこともないご夫婦ですがどこかで繋がった縁を感じます。
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機を探しています

先日、投稿した時には機にかかっていたものが先日織り上がりました。
草稿の段階でイメージしていたように仕上がりました。また可愛いこどもが生まれた感じです。
さっそく東京は青山 八木さんに行きましたので機会があれば見てやってください。
さて、現在帯用に2台の機を常時使っているのですが他の仕事をする時用にもう1台(2台)
機があればいいなあと考えています。もちろん広幅用とかラグ用の機はあるのですが、、、。
と云うことでもし使われていない、あるいは不要になった機をお持ちの方がおられましたら
譲って欲しいと思っています。
私の希望している機は東京手織機製のSuper MINI  KM-800 です。
もしお持ちで使ってられない方、あるいはそういう方をご存知の方お知らせください。
是非ともそれを活用させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
代わりに東京手織機製のKH-1200 ろくろ式4枚綜絖をお譲りすることが可能です。
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遅ればせながら、新年のご挨拶です。

大変遅くなりましたが明けましておめでとうございます。
永らくのご無沙汰失礼しました。
昨年末から雪がよく降っています。今日も20センチ程降り積もりました。
雪の日は寒さはさほどでもなく犬は喜んでいました。
工房の隣の廃屋にも雪が降り積もりました。
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さて、昨年末に染め上げていた帯をようやく今日織り終わりました。
思い描いていたように出来上がったので我ながら喜んでいます。
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お腹の部分になります。
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太鼓の部分です。
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太鼓とタレ。
今年の抱負としては新たな分野に(デザインや仕事の領域など)広がりを持ちたいと願っています。
まだまだ努力し、頑張らなければと思っています。

展覧会 最後の追い込み

いよいよ展覧会が間近に迫ってきました。
昨日、一昨日は織りもん屋から左官屋に変身してパネルに漆喰を塗る作業に集中。
そして今日は作品をパネルに貼付ける作業。久しぶりの左官作業に持病の腰痛が再発。
見た目まったく爺さんになっているかも。
しかし以外と作業が進み今夕には一応一通りの作業は終了しました。
あとは細かい準備と事務作業を残すだけ、我ながら時間内に終われたことにびっくり。
さて、みなさんからどんな評価を貰えるか?不安ながら楽しみでもある。

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越畑の秋

先週から昨日まで新学期が始まったり東京での講演、ワークショップがあったりと自分としては
珍しく人前にでる機会が多かった為か疲れてしまい昨夜から眠りこけて今朝は10時頃にようやく起きれました。
その後、ゆっくりのんびりした時間を過ごし午後からは久しぶりに愛犬とのなが〜い散歩に行ってきました。
そこで見つけた越畑の秋、ほぼ終わりかけている稲刈りですがまだ酒米が残っているようです。
この酒米は京都の酒造屋さんが『越畑』という純米酒にしてくれ地元にある蕎麦屋で飲めるようになっています。
最近の稲刈りは機械の発達で昔と比べるとほんとうにあっという間に乾燥機に入って行きますが
時々こだわって天日干しをしている農家もあり昔ながらの秋の風景をつくってくれています。
そして今が一番きれいかなと思える蕎麦の花が咲いていました。可愛い白い花がいっぱい。
これも越畑の秋の風物詩になりました。また美味しい蕎麦が食べられますように、、、。
11月の中旬にはパートナーとの二人展を久々に東京ですることになりました。
というわけで先日来「帯」の仕事は少し中断して展覧会用の作品づくりに専念しています。
詳しくは期日が近くなりましたらお知らせします。

永らくブログを中断したままになっていました。
Facebookとこのブログとどう使い分けたらいいのかがよくわからずにいたのですが、、。
(しかしこのブログはFacebookともリンクされていることなので)
僕の場合、仕事と生活とが切り離すことなく繋がっているのでこのブログに仕事のこと、
生活のことなどを綴っていくことでどちらにも発信できるのかなと思い、改めて書き始めます。



壁の魅力 その3

『壁』シリーズの第3弾です。
ペンキで塗られた壁と張り紙の風化の味わい。
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人々の生活を垣間見るような感じで壁を見つめます。
何度見ても感じるものがあります。
とりあえず『壁』シリーズこれで一旦中断します。